最近、話題になっている食品ロス問題。我が家でも、他人事ではありません。作った食べ物を残すということは、ほぼありませんが、それでも生ごみは発生しています。今回は、そういった生ごみを堆肥に変えてくれる、ミミズコンポストの容器(ミミズのお家)をDIYしてみようと思います。
ミミズコンポストの仕組み
まずは、ミミズコンポストについて、少しだけ説明させていただきます。
参考書
今回、参考にさせていただいたのは、こちらの本です。
▼ ベランダ寄せ植え菜園: 自然の力を借りるから失敗しない (著)たなか やすこ
私のやりたかったことが、まさに書いてあって、何より「ベランダ菜園をしたい!」と思わせてくれた本です。ミミズコンポストについても、この本には分かりやすく解説されていますので、仕組みや作り方を詳しく知りたい方は、ぜひ読んでみてください。
ミミズコンポストとは
ミミズコンポストは、生ごみをミミズに食べてもらい、貯まった糞や尿を堆肥や肥料として使わせてもらう仕組みです。家庭菜園をするには、非常にありがたい仕組みです。
ミミズコンポストはミミズの腸の中で消化されてできるので、熟成する必要がなく、根を傷めず、匂いもありません。
ミミズ堆肥とは
昔から、ミミズを見つけると「良い土なんだね~」と親と会話をした記憶があります。
ミミズの糞は、 植物に必要な栄養素や微生物を、吸収しやすい形で含んでいます。
また、水をはじきやすい粒なので、土がドロドロにならず、排水性も良いです。
「黄金の土」ともいわれるほど、理想的な堆肥なのです。
ミミズコンポストの作り方
それでは、さっそく作ってみます!
用意するもの
ミミズのお家(餌場)づくり
まずは、素焼きのプランターを用意します。(土の中に入れるので、腐らない素材を)
▼今回使ったプランターはこちら
のこぎりで、底を切ります。
相手は、素焼きの鉢! 超大変。。。うぅ~辛い。
途中、何度も諦めかけましたが、何とか切り離せました!・・・腕もパンパン!
▼今回使ったのこぎりはこちら
最初は、万能のごぎりを買ったのですが、やすりで削っているほどしか進まず、、、。
こちらの、レンガ用のごぎりを途中で買いに走りました。私の持っている万能のごぎりよりも、刃が荒いので、ガシガシと削れます。
ちなみに、こんな大変なのムリ!という方は・・・
▼ コチラなら、ノコギリを使わずに作れます。
ミミズのお家の屋根づくり
ミミズは明るいところが苦手なので、先ほど作った、素焼きの器にフタを被せてあげます。今回は、木製の板を使ってフタを作ってみました。
木製の板は、ビーバートザンというホームセンターで購入。直径17.5cmのものです。(ラウンドボード キホン PM179 積層ベニアボード 9×175mm 株式会社アイスタジオウッズさん)
▼今回使った接着剤はこちら
フタ完成! どんぐりみたいで可愛いです。
追記:どこまで効果があるか分かりませんが、家にあった「 えごま油 」を 木の表面に塗って、天然の防腐剤にしました。1日乾燥させればベタベタ感もなくなり、良い感じです。
※ オリーブオイルやサラダ油は、固まらないそうなので、向いていないようです。 えごま油や亜麻仁油などの「乾性油」の油がオススメです。
▼今回使ったえごま油はこちら
(追記)現在は、落し蓋 + 柿渋にしました
外枠のプランターに炭を敷く
まずは、プランター下の底穴に、ミミズが逃げないように鉢底ネットなどを敷きます。(すみません、写真を撮り忘れてしまいましたが、大切なことなので、追記させていただきました。)
その上に、炭を敷きます。
思いのほか、のこぎりで時間が掛かってしまい・・・急ぐあまり、素手でやってしまいました。手が真っ黒に!!!
▼今回使ったプランターはこちら
▼今回使った炭はこちら
炭の上に、ミミズのお家を置く
炭の上に、先ほどの筒状になった素焼きプランターを置きます。
素焼きのプランターの底が、外枠のプランターの底に付かないようにします。
外枠に土を入れる
実は、ミミズはココナッツ繊維が大好きだそうで、あとから入れた生ごみに見向きもしない場合もあるくらいだそう(笑)
もみ殻くん炭は、微生物のすみかにもなり、土を酸性に傾くのを防止してくれます。
完成
フタを閉めれば、完成です。どうですか? ちょっと おしゃれ じゃないですか?笑
外枠には、好きな植物を植えられる
私は、ミツバとみょうがを植えましたよ~。
ミミズが生ごみを食べて、良い土を供給してくれる・・・なんて、素晴らしい仕組みなのでしょうか。
あとは、ミミズ君を待つのみ。
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